2.3分?お姉さんは白昼堂々と舌を入れてきて

人目も気にせずに没頭した

だんだんどうでもよくなってきて

人目よりも、お姉さんの気持ちに応えたくて

 

こんな一瞬、奇跡に違いない

夢でないことがいい証拠だ

だからきっとお姉さんは俺を忘れる

俺はいつまでもお姉さんを忘れられないだろうけど

「大好きです」

「うちもやで」

「また来ますから」

「うん」

「絶対に来ますから」

 

 

 

涙が止まらない

この約束が嘘になると思ってしまって

ずっと涙が止まらない

電車が来る

お姉さんが微笑んで、俺の頭を撫でる

俺は泣きじゃくっで駄々をこねるただのガキだ

電車が扉を開き、中に入る

「泣くなや、男の子やろ?」

扉を締める合図が響く

お姉さんが僕を抱きしめる

ぎゅっと強く、抱きしめる

車掌の警告が響く

「大好きやで」

けたたましいサイレンが鳴る

「ありがとう」

お姉さんが離れて、ドアが締まりかけた頃合で

お姉さんは快活に微笑んだ

目尻に込めた涙を無視して

「ばいばい」と、別れの言葉を口にした

家に帰ると鬼の形相をした両親に迎えられた

怒ってたけど、なぜだろう

俺はそれがとても嫌だったのに、ふと思った

二人も子供なんだろうな、って

お姉さんがお姉さんだったように

お姉さんだけどお姉さんじゃなかったように