「こうせんと布団が汚れてまうからな」

「もう今日はこのまんま寝よ」

お姉さんが裸のまま抱きしめて、足を絡めてくる

 

「おお、もう復活したん」

「いえ、大丈夫です」

「……ええよ、いっぱいしよか」

結局、寝るまでにあと、3回した

合計すると5回も数時間で出したってことになるわけだから

若いって凄いな、と思う

 

 

翌日昼過ぎに起き、お姉さんに黙って部屋の掃除を始めた

トイレ、お風呂、玄関、物置、キッチン、リビング

最期にお姉さんの部屋

「……なにしとん?」

「掃除。お世話になったので」

「生真面目やな、ほんま。こっちおいで」

「はい」

寝転がっているお姉さんの横に行くと、頭を撫でられた

ええこやな、といつもの口調で

嬉しかったからお姉さんの頭を撫で返す

ええこやな、とお姉さんを真似て

「……関西弁へったくそやな」

「そうですか?」

「なんかイントネーションがちゃうわ」

「難しいですね」

「君は君のまんまでええよ」

「はい」

 

 

お姉さんが仕事の支度を始めたら帰るのはもうすぐ

家に帰ったら両親は怒るのだろうけど、どうでもいい

それだけ価値のある人に出会えた

「行こか」

それには答えられず、ただ

引かれた手に連れられて外に出る

家を出て近くの駅へ