妙に驚いてた気がする

声色だけでそう思ったんだけど

「シャレにならんわ。ほな」

関西弁の人ってほんとにほなって言うんだと調子の外れたことを思った

それから暫くして俺の肩に手が置かれ、びくっと震える

たっぷりの沈黙の後

「なにしとん?」

さっきまでの3人組みたいな声じゃなくちょっと優しい雰囲気がって

おそるおそる顔をあげると

 

 

綺麗なお姉さんがそこにいた

髪は長く、真っ赤で化粧もしていて

大人のお姉さんだと思ったが

今考えてみれば多分、V系だったんだろう

なんにせよ綺麗だった

同級生の女子なんてちっさく見えるぐらい綺麗だった

「ありがとうございます」

と、つっかえながらもなんとか言えた

「んなもんええけど、自分アホやろ? ガキがこんな時間うろついとったらアホに絡まれんで」

家出したと言ったら怒られると思い、下を向いた

お姉さんは大きな溜息を吐いた