「なあ?」

男が俺の頭を鷲掴みにする

言っておくがこの3人はただの不良だ

けどまあ、この3人のお陰で俺はお姉さんに拾ってもらえた

「なにしとん?」

それが初めて聞いたお姉さんの声だった

といっても向こうの仲間が増えたと思ってまたびくついたが

でも、3人の対応は違った

「なんやねんお前」

「いやいや、自分らなにしとん? そんなガキ相手にして楽しいん?」

「黙っとれや。痛い目見たなかったらどっかいかんかい」

「流石にガキ相手に遊んどるのは見過ごせんわ。ださ」

「あ?」

会話はおおよそだがこんな感じだったと思う。

やっぱり恐くて上が向けずお姉さんがどんな人かもわからなかった

 

 

「調子のっとるな、しばいたろ」

3人組の女の声だ

他の2人も賛同したのか視線はそっちに向いた気がした

少なくとも俺の頭を掴んだ手ははなされた

「ちょっとそこの裏路地こいや」

とか、そんな風なことを言おうとしてたんだと思ったが途中で終わった

「うそやん」