俺はそれに弱いのか脳がくらくらと泳ぎだす

「気持ちいいやろ?」

問われて、答えられるはずがないのに

つい口を出てしまいそうになった

ただただ気持ちいい

「言わんとやめるで?」

その言葉を聞いて凄く胸が苦しくなった

やめないでほしい

ずっと続けてほしいくらいだ

やめないでください

 

息も絶え絶えに発する

「なんかいった?」

お姉さんの手が止まる

「やめないで、ください!」

ええこやな、とお姉さんはつぶやいて、首筋をすっと舐めた

その右手はまた動き始めて、上下だけではなく

先端を凝らしてみたり、付け根を押してみたり

さっと指先でなぞってみたり

静的な快楽以外のものを感じていたような気がした

「ぬるぬるしたのでとんで」

 

お姉さんの言葉に耳が犯されることは

「かわいいなあ、君は」

本来なら補助であるはずなのに

「ここ、こんなんにして、気持ちいいんやろ?」

それが快楽の全てである気がした

「気持ちいです」

「もっとしてほしい?」

「もっとしてほしいです」

「もっと気持ちよくなりたいん?」

「なりたいです」

「お願いは?」

「お願いします」

「足らんなあ」