なんて流石に言いすぎだが、確かに女の子がいた

「君若いし、女装すんなら今のうちやって」

「……」

俺はいろいろと諦めた

化粧をされて、スカートはかされて

服を着せられて、タイツもはかされ

俺なにやってんだろう

もちろんヅラも被されて

お姉さんの店はあの都会の駅だ

 

 

電車にも乗った

派手な二人組だった

「お姉さん、流石にこれは」

「喋らんかったらバレんから大丈夫やって」

俺は喋れなくなった

BARにつく

普通のBARだった

普通の、といってもなにが普通かわからんが

イメージ通りのBARだった

要はちょっと暗くてお洒落

小さな店だった

カウンターが七席にテーブルが一席

「なにしたらいいですか?」

 

「とりあえずトイレ掃除から。あ、上着は脱いでな」

ってわけで店の掃除を始めた

トイレ掃除・床の掃き掃除・テーブル拭き掃除・グラス磨き

「お客さんが来たらこれ2つずつ乗っけて出すんよ」

とそれはチョコなどのお菓子

「あとはそやな。これが~」

冷蔵庫の中のメニューを3つ教えてもらう(お皿に盛り付けて出すだけ)

「んでお客さんが帰ったらグラス回収やらしてテーブル拭いてな」

「は、はい」