お姉さんの部屋から流れる音楽が心地よくて

時間が過ぎるのを苦もなく感じられた

「そろそろ寝るわ」

「はい」

「明日はうち夜から仕事やから」

「はい」

「夜からの仕事、ついてこれるように調節してな」

「……はい?」

「やから仕事やって。自分、もしかしてタダで泊めてもらえるおもたん?」

「いや、そんなことは、ってかその僕、大丈夫なんですか?」

「平気平気。うちの店やから」

 

 

お姉さんは自分の店も持っていた

先に言っておくとそれはBARなわけだけど

やっぱりお姉さんかっけーってなった

起きるのが夕方だったから俺は結局朝まで起きていた

夕方に起き、リビングに行くと机の上に弁当があった

メモで食べるようにと書かれている

そして5時に起こすようにと書かれている

お姉さんは寝ていた

まだ4時すぎだったので先に弁当を食べた

 

 

食べ終わってお姉さんの部屋の扉を開ける

やけにいい匂いがした

緊張して手に汗がにじむ

「おねーさーん」

扉から声をかけるもお姉さんは起きない

意を決して中に入る

ベッドの上で寝息を立てるお姉さんがいた

「お姉さん、おきてください」

お姉さんは起きない

薄暗い部屋で目を細めてお姉さんの寝顔を覗く

起きてる時に比べればブサイクだった

化粧をしてなくてブサイクとかじゃなくて