家出した理由はそれなりに家庭の事情だった

両親が不仲で毎日喧嘩をしていて嫌になり、15歳の時に家を飛び出した

親の財布から抜いた1万円で全く知らない街に行き、自分の財布くらいしか持たずに

夜の10時過ぎに電車降り、どうしようと駅前の広場にあるベンチに座って考えてた

 

 

家出した高揚感が次第に収まってきてだんだん都会が恐く思えてくる

まあガキだったし歳上の男や女が恐く感じた

だいそれたことをしてしまったんだと思い、悲しくなり

半泣きで俯いてると声をかけられた

「なにしとん?」

顔をあげるとにやにやと笑う年上の男と女の3人

凄く不快な笑みで玩具を見つけた、みたいな

逃げ出したくて仕方ないのに体が動かなくて

蛇に睨まれたカエルみたいな感じ